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百貨店が消える、街が変わる

ぼくが育った新潟市の大和百貨店が閉鎖されることになった。
幼い頃、汽車に乗り(当時は蒸気機関車とディーゼルカー)、白山公園から古町通りを歩いて、古町交差点にある大和百貨店(そういえば、小林百貨店もあった)までいき、かねてから欲しかったものを買ってもらい、食堂でカレーライスを食べ、屋上の遊園地で遊ぶ・・・・何もない、貧しかった時代、デパートに行くということは、年に何日かしかない「ハレの日」の一大イベントだったのだ。

いま、全国の街から百貨店が消えている。
少子化による人口減、景気低迷による個人消費の減少、郊外のショッピングセンターへの顧客流出、そして何よりも、高級ブランドなど高級商品を品揃えして客を待つというビジネススタイルが消費者のニーズに応えられなくなってしまったことが大きい。
人口増加、高度成長を前提としてきたこれまでの社会のあり方が変わってしまったのだから、仕方のないことなのかもしれない。
古町通りの人の動きは、どのように変わっていくのだろう。

もうひとつ、残念なことがあった。
前回触れた、わが母校の選抜高校野球への出場がだめになったのだ。
秋の県大会で、昨夏の甲子園で準優勝した日本文理高校に勝ち、2位の成績で終わったので、「もしかすると、21世紀枠で出場できるかもしれない」とささやかれていたのだ。
結局、新潟県勢の出場はなく、「21世紀枠の補欠」ということになってしまった。
これまで、夏の大会で勝ち抜いて甲子園へ出ることなど、ほとんど絶望的な状況だったので、今度こそはとひそかに期待していたのだが・・・・。
「行くことになったら、寄付集めが大変だ」などと話していた心配も杞憂に終わった。

ぼくが高校生の頃、ブラスバンドがなかったので、ジャズをやっていたぼくたちが、夏の野球部の応援にかり出され、炎天下の野球場で「セントルイスブルース」や「聖者の行進」を演奏したものだった。
1度でいいから、甲子園球場で校歌を演奏してみたいなあ。
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