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第4回「安吾賞」に渡辺 謙さん。

新潟市ゆかりの作家・坂口安吾は、文学だけでなく、何事にも一生懸命に挑み続ける人だった。
敗戦で虚脱した日本に登場し、戦後の日本に喝を入れたように、生き甲斐を見失って途方に暮れている日本人に「大いなる喝を入れること」が必要、ということで、日本人に勇気と元気を与え、明日への指針を示すことで現代の世相に渇を入れた人や団体に贈る賞として4年前に新潟市が開設したのが「安吾賞」である。

第1回目は演出家の野田秀樹さん、第2回目はアルピニストの野口健さん、第3回目が作家の瀬戸内寂聴さんだった。
顔ぶれからわかるように(瀬戸内さんは別にして)、「安吾賞」は文学賞ではない。
現代の安吾に光を当てた人に贈られる、いわば「生きざま賞」のようなものである。

先日、ホテルニューオータニで、安吾賞の受賞者発表会が行われた。
受賞者が世界的な俳優、ということもあってか、報道人も大勢顔を見せていた。
いろいろなメディアに取り上げられれば、安吾賞の、新潟市の認知度も上がっていくことになる。

渡辺さんは、奇しくも新潟県魚沼市の出身。
両親はいまも長岡市に住み、渡辺さん自身「新潟の雪景色が心の原点」と言っていた。
新年を迎えて以来、東京は毎日、目もくらむような「ドピーカン」の青空が続いてきたが、そういう時は、日本海側は必ず雪か雨である。
今年は、何十年ぶりの大雪とか・・・・。
雪国出身者は粘り強い、と昔はよくいわれたものだが、それも寒くてつらい冬の季節を堪え忍ぶ生活があるからかもしれない。
そう思ってきたのだが、新潟を離れて40数年、その実感もあやふやなものになってしまった。
もう一度、自分自身にも「喝」を入れなければ。

発表会の席で、新潟市長の篠田さんが「新潟高校が、春の選抜高校野球に、21世紀枠で出場できるかもしれない」とうれしそうに話していた。
自慢ではないが、わが新潟高校は学校創立から120年以上もたつのに、1度も甲子園に行ったことがない。
昨年の秋の県大会では、夏の甲子園の準優勝校日本文理に勝って準優勝したのだという。
選抜の選考会は明日(29日)だとか。
21世紀枠でもなんでもいいから、ぜひ、出場を決めてもらいたいものだ。

昨年8月の「浅草サンバカーニバル」から、またもや長期休養に入ってしまっていた。
これから、また、どれくらいのペースで、どこまで続けられるのか・・・・マイペースでいくことにします。

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